やわらかキャリコン

やわらかい言葉でキャリコンの勉強をしよう。

レスポンデント条件づけとそれを利用した訓練法

レスポンデント条件づけとは

パブロフが犬を使った実験が有名。本来無関係なはずの唾液の分泌とベルの音が新しいつながりが生まれた。不安や恐怖は、この条件づけによって強まっていくことが多い。それはつまり、この仕組みを使って制止することも可能なくらい、作りやすく強い力を生むものでもある。

 

系統的脱感作法

こういう系統のことが起こりそうになったら、それが起こりにくい状況を作り出して脱感する作戦。これは、行動療法における「逆制止の原理」に基づいている。逆制止の原理とは、不安や恐怖を感じているとリラックスできないが、リラックスしていると不安や恐怖は感じにくい。このように両立しにくい反応を用いて、不安や恐怖を弱めていこうというもの。

 

主張訓練法(アサーション

対人関係に不安がある、自分を表現するのに臆病、自己主張が強すぎるなど、一般的な主張ができるようになるための訓練のこと。まずは、人がいる場所での過度な不安からくる不安適応状態なのか、社会人としてのスキル欠如により表に出づらくなっているのかを判断。その内容に合わせて、原因解決のためのトレーニングを行なう。

 

嫌悪療法

好ましくない行動を抑止するために、その行動と嫌悪刺激の条件づけを行なう治療法のこと。分かりやすい例をあげると、アルコール依存症の患者に抗酒剤(お酒を飲むと気分が悪くなる薬)を用いるといったこと。