オペラント条件づけとそれを利用した訓練法
オペラント条件づけとは
オペラント条件づけとは、報酬や罰に適応して、自発的に行動するように学習すること。教育測定運動の父と言われるソーンダイクの実験に端を発している。その実験とは、空腹の犬を檻に入れて、偶然ボタンを押すと、扉が開いて外に出られる、という経験をさせる。これを何度か繰り返すと、ボタンを押して外に出るという行為を覚えさせることができる。つまり、自発的に行動を行なうことで何かしらの結果が変わることを覚えさせると、その行動頻度が増える。
シェイピング法
オペラント条件づけを利用した訓練法のひとつ。大きな目標を立て、その達成に至る道筋にスモールステップを設けて、簡単なものから教育・学習していくというもの。じょじょに難しい技を覚えさせていくゲームのチュートリアルに似ているかもしれない。
トークン・エコノミー法
オペラント条件づけを利用した訓練法のひとつ。目標のために必要な行動を増やすために、その行動を行なうと報酬の引換券(トークン)がもらえるというもの。RPGにおいて、冒険と戦闘をさせるために経験値とお金がもらえるという仕組みと似ているかもしれない。