キャリア形成・キャリアコンサルティングの定義
このページは、言い回しが難しいキャリコン勉強のいろいろな言葉を、分かりやすい言葉に翻訳しているブログです。今回は、キャリア形成・キャリアコンサルティングの定義についてやわらか翻訳しました。
「キャリア形成」「キャリアコン・サルティング」は、第7次職業能力開発基本計画(2001年~2005年)で初めて定義されたよ。
キャリア形成とは
労働者が自分が持っている職業能力を把握しつつ、自らの職業生活設計(将来どんな風に仕事をしていくかを考えること、キャリアデザインとも言うよ)について、教育訓練を受けたり、例えば所属する企業が変わることになっても、自らの職業生活設計のために職業訓練や実務経験を積んで、仕事に役立つ実践的な職業能力を身につけていくことだよ。
キャリア・コンサルティングとは
労働者が、適性(自分に向いているかどうか)やこれまで勤めてきた仕事の職業経験などを通じて、自ら職業生活設計をやってみて、その計画を実現できるような職業選択や職業訓練の受講といった職業能力開発を効率的にできるように、労働者の希望に応じて実施される相談のことだよ。
注意点は、第7次職業能力開発基本計画の頃は「相談」だったってこと。そして、名称も「キャリア・コンサルティング」と「・(中黒)」がついていたよ。
2015年の職業能力開発促進法では、「職業生活設計」と「キャリアコンサルティング」の定義が改められたよ。
職業生活設計とは
労働者が、自ら長い人生の中における職業生活の仕事についての目標を定めたり、その実現を目指すには計画が必要です。「自分はどんな仕事に向いているのか」という適性を知ったり、これまで働いてきた職業経験を踏まえて「これからどんな仕事に就くか」という職業選択、「これからどんな能力を上げていくべきか」という職業能力の開発や向上のためにやるべきことを労働者自ら計画すること、と定めたよ。
キャリアデザイン、キャリアプランニングという言葉でいうこともあるよ。
キャリアコンサルティングとは
労働者の職業選択について、職業生活設計について、職業能力開発や職業能力向上について、相談に乗って、助言をしたり指導すること、と定めたよ。
ポイントは、「キャリアコンサルティング」の名称から「・(中黒)」が取れたこと。「相談」だけではなく、「助言」「指導」が追加されたことだよ。