やわらかキャリコン

やわらかい言葉でキャリコンの勉強をしよう。

キャリアコンサルティングの理論

ブライアとブライトのキャリア・カオス理論

キャリア・カオス理論とは キャリアは「偶然によって左右される」という考え方が根底にある。これを「開かれた思考」と呼ぶ。開かれた思考を持つ人間は、未来は人間の力でコントロールできないという考えがあり、なるようにしかならないからその場その場で対…

ハンセンの統合的生涯設計

統合的生涯設計とは インテグレーション・ライフ・プランニングのことで「ILP」と略される。ハンセンは、キャリア発達は、「個としての自分」と「社会の流れ」との相互作用によって行われると考え、個人の能力や素養だけの職業選択ではなく、社会で生きてい…

シャインのキャリア・アンカーとキャリア・サイクル

シャインの組織内キャリア発達論 シャインは、組織におけるキャリア開発に焦点をあてて、組織内キャリア発達論を提唱した。具体的には、内的キャリアと外的キャリアが存在し、内的キャリアは外的キャリアの基礎となるものとして考える。 ◎内的キャリア 仕事…

ホールのプロティアン・キャリア

プロティアン・キャリアとは キャリアは生涯を通じた、経験・スキル・学習・転機・アイデンティティの変化の連続のこと。変化の激しい現在では、依存的でも独立的でもない、相互依存的な人間関係の中で学び続けることで「変幻自在なキャリア(プロティアンキ…

コクランのナラティブ・キャリアカウンセリング

コクランの主張 「キャリアカウンセリングの基本使命は、人の未来を描くこと。そのためには、現在を正しく認識することが必要。現在には未来の示唆が含まれているから」というもの。そのため、クライアント自身の内面に焦点を当てるナラティブ・アプローチが…

サビカスのキャリア構築理論

キャリア構築理論とは 「職業的パーソナリティ」と「キャリアアダプタビリティ」と「ライフテーマ」の3つが重要な概念として挙げられている。 職業的パーソナリティとは 個人のキャリアに関連する能力・価値観・関心のこと。特性因子論と似ているがチト違う…

スーパーのライフ・スパン/ライフ・スペース理論的アプローチ

スーパーの特長 特性因子論と自己概念理論を統合させて、職業について思い描いたり思い出したりして、自己概念が形成されていくプロセスがキャリアの発達だと考えた。 スーパーの基本的な考え (1)人間はさまざまな可能性を持っており、さまざまな職業を選…

ブロンフェンブレナーの相互連結の原則

①マイクロシステム 子どもを取り巻く環境。 ②メゾシステム マイクロシステムの間に相互関係として概念化している。 ③エクソシステム 子どもが直接関わりある環境ではないが、マイクロシステムとメゾシステムに影響を与える二次的な環境要因。 ④マクロシステム…

ホランドの六角形モデル

六角形モデルとは 人の職業興味を6つに分けて、同じく6つの職業分類が分かれているという考え。個人の興味からどういう仕事に向いているかを解釈するのに用いる。 RIASEC(パーソナリティ6つのタイプ) (R)現実的タイプ(リアリスティック)物や道具を扱い…

ローの欲求理論的手法

欲求理論的手法とは ローは、パーソナリティとし苦行選択の関係性を説明した。職業選択に関わる個人の態度・能力・関心などの個人差は、親の養育態度に影響する。さらに、その人の人生で手合う人や物理的環境にも影響される。 ①能力、知能、興味、態度といっ…

ギンズバーグのキャリア・デベロップメント理論

ギンズバーグのキャリア・デベロップメント理論とは 特徴は、キャリアを選択することについて「成長する」という観点を取り入れたこと。これまでは、キャリアは発展していくものであり、決まったプロセスがあると考えられていたが、そうではなく、立ち戻るこ…