ホールのプロティアン・キャリア
プロティアン・キャリアとは
キャリアは生涯を通じた、経験・スキル・学習・転機・アイデンティティの変化の連続のこと。変化の激しい現在では、依存的でも独立的でもない、相互依存的な人間関係の中で学び続けることで「変幻自在なキャリア(プロティアンキャリア) 」 を築いていけるという考え。
ホールによるキャリアの定義
(1)昇進とは、成功や失敗を意味するものではない。早い・遅いを意味するものでもない。
(2)専門職とは、成功や失敗は本人が評価するもの。他者が評価するものではない。
(3)職務の連続とは、主観的なキャリアと客観的なキャリアの両方を意識することが大事。
(4)役割経験の連続とは、プロセスであり、仕事経験の連続。
プロティアンキャリアと伝統的なキャリアの比較
主体者:個人/組織
価値観:自由、成長/昇進、権力
移動 :高い/低い
パフォーマンス:心理的成功/地位、給与
態度:仕事満足、専門的コミットメント/組織コミットメント
アイデンティティ:自尊心、自分への気づき/他社からの尊敬、組織の気づき
アダプタビリティ:仕事の柔軟性、現在のコンピテンシー/組織の柔軟性
2つのメタ・コンピテンシー
・アイデンティティ(価値観、自我同一性)
・アダプタビリティ(適応コンピタンス×適応モチベーション)
<覚えかた>
ホールでプロティアン・キャリアの講演会。来場人数よりも自己満足が大事。