やわらかキャリコン

やわらかい言葉でキャリコンの勉強をしよう。

特性因子論(パーソンズ)と、六角形モデル(ホランド)

 

「特性因子論」とは

個人の清海・適性・価値観・性格・因子といった特性と、職業と、仕事が求める要件(その仕事を遂行するために必要な能力など)をマッチングさせるという考えに主眼を置いた理論のことだよ。今日のキャリアに関する考え方の基本の「キ」みたいなものだね。

 

 

パーソンズ

『職業の選択』という本の中で、特性因子理論のベースになる考えを発表した人だよ。この人が考えた理論が、その後、さまざまな測定法(各種職業適性検査)の開発につながっていくんだ。「職業指導の父」と呼ばれているよ。

 

 

ウィリアムソン

ミネソタ大で進路指導をしている中で、精神分析とは違う「学生相談」の基本的概念を作った人だよ。パーソンズさんが大人向けとしたら、ウィリアムソンさんは学生向けという感じ。

 

 

ロー

「早期決定論を提唱した人だよ。早期決定論というのは、精神分析をベースにしながら、パーソナリティ特性と職業分類とを関連づけて職業やキャリア発達を説明した理論だよ。分かりやすくいうと、パーソナリティの個人差は、親の養育態度(情緒型・拒否型・受容型)の影響をもろに受ける。加えて、個人が遭遇する人の影響、物的環境の影響も受ける。理論の背景には、職業分類とマズロー欲求段階説がある。

 

ホランド

ホランドさんはいろいろ作ったりしている人なので出題確率が高いと思われるよ。

(1)6つの性格タイプ。

Realistic:現実的領域……機械やモノを対象とする具体的な活動が好き
Investigative:研究的領域……けむんきゅうや調査が好き
Artistic:芸術的領域……音楽・美術・文芸が好き
Social:社会的領域……人と接したり、奉仕したりするのが好き
Enterprising:企業的領域……企画を考えたり、組織を動かすのが好き
Convensional:慣習的領域……定まったやり方で手堅い活動が好き

 

(2)スリーレターコード

6つの性格タイプの上位3つのコードで性格や関心を示したもの。職業もスリーレターで表すことができ、これは職業分類辞典(DOT)につながっていく。

 

(3)ワークタスクディメンション

ホランドの研究を受け継いだプレディガーによって作られたよ。RIASECに横軸モノ-ヒト、縦軸データ-アイデアの2軸を6コードの六角形に重ねて表示。六角形モデルの理論の基礎は4つのワークタスク・ディメンションにあるとして、すべての職業の基礎は4つに分野にあると提唱したんだ。

 

(4)ワールド・オブ・ワークマップ

4つのワークタスク・ディメンションと6つのキャリアグループ(RIASEC)を活用して、各職業を分類したワールド・オブ・ワークマップを作った。ワークタスク・ディメンションが似ているもの同士を23に分類してジョブファミリーとした。

※参考画像※