やわらかキャリコン

やわらかい言葉でキャリコンの勉強をしよう。

論述試験の対策

設問1クライエントが面談で相談したいことは何か?の対策 やるべきこと:クライエントがCCに訴えかけていることを要約する。 まとめかた:クライエントの「迷っている」「悩んでいる」「困っている」という言葉を最後に持ってくるとまとめやすい。 押さえて…

20回キャリアコンサルタント学科試験のまとめ

「令和 3 年版厚生労働白書」(厚生労働省)で示された「新型コロナウイルス感染症が国民生活に与えた影響と対応」について。2020 年 4 月の緊急事態宣言下の経済活動の停止に伴い、企業は従業員の雇用維持に積極的に取り組んだことから、休業者数は男女とも…

21回キャリアコンサルタント学科試験のまとめ

「令和 3 年版労働経済の分析」(厚生労働省)で示された、新型コロナウイルス感染症等が雇用・労働に及ぼした影響について。感染拡大の影響等により、有効求人倍率、完全失業率ともに悪化し、有効求人倍率は9月に1.04倍まで低下し、完全失業率は10月に3.1%…

22回キャリアコンサルタント学科試験のまとめ

国民生活に関する世論調査の概要(令和3年9月調査)では、働く目的として最も多い回答は「お金を得るため」だった。 国民生活に関する世論調査の概要(令和3年9月調査)では、働く目的として「生きがいを見つけるために働く」と答えた人の比率は、女性のほう…

令和3年度能力開発基本調査まとめ

OFF-JT及び自己啓発支援に支出した費用について ・OFF-JTまたは自己啓発支援に支出した企業は 50.5% ・OFF-JTと自己啓発支援の両方に支出した企業は19.7% ・OFF-JTにのみ費用を支出した企業は25.9% ・自己啓発支援にのみ支出した企業は 4.9% ・どちらにも支…

ニコルソンのトランジション・サイクル・モデル

トランジション・サイクル・モデルとは ニコルソンは、トランジジョンを4つのサイクルを回りながららせん的に上昇していくものと唱えた。4つのサイクルは以下の通り。 ①準備 新しい世界に入る準備段階。 ②遭遇 新しい世界の洗礼を受ける。 ③順応 新しい世界…

シュロスバーグの4S理論

4S理論とは シュロスバーグは、人生において起きるいろいろなことを転機(トランジション)と捉えた。このトランジションは、就職、転職、結婚、離婚、早期退職、死別、失業、退職、病気といった人生のイベントのことであり、転機となるタイミングのことでも…

ブリッジズのトランジション三段階理論

三段階理論とは ブリッジズは、「トランジションは何か始まるときではなく、新しい何かが終わるとき」と言っている。そのため、流れとしては、「終焉」⇒「ニュートラル」⇒「開始」となる。 第一段階「終焉」 アイデンティティや方向性を見失う段階。混乱・虚…

レビンソンの人生の四季

人生の四季とは レビンソンは、ユングの理論をもとに人生の発達段階・ライフサイクルを四季になぞらえ、4つの発達期があるとして、「人生の四季」と名付けた。 00歳~17歳 児童と成年期 <成人への過渡期> 17歳~28歳 大人に入る時期 28歳~33歳 30歳の過渡…

ブライアとブライトのキャリア・カオス理論

キャリア・カオス理論とは キャリアは「偶然によって左右される」という考え方が根底にある。これを「開かれた思考」と呼ぶ。開かれた思考を持つ人間は、未来は人間の力でコントロールできないという考えがあり、なるようにしかならないからその場その場で対…

ハンセンの統合的生涯設計

統合的生涯設計とは インテグレーション・ライフ・プランニングのことで「ILP」と略される。ハンセンは、キャリア発達は、「個としての自分」と「社会の流れ」との相互作用によって行われると考え、個人の能力や素養だけの職業選択ではなく、社会で生きてい…

シャインのキャリア・アンカーとキャリア・サイクル

シャインの組織内キャリア発達論 シャインは、組織におけるキャリア開発に焦点をあてて、組織内キャリア発達論を提唱した。具体的には、内的キャリアと外的キャリアが存在し、内的キャリアは外的キャリアの基礎となるものとして考える。 ◎内的キャリア 仕事…

ホールのプロティアン・キャリア

プロティアン・キャリアとは キャリアは生涯を通じた、経験・スキル・学習・転機・アイデンティティの変化の連続のこと。変化の激しい現在では、依存的でも独立的でもない、相互依存的な人間関係の中で学び続けることで「変幻自在なキャリア(プロティアンキ…

コクランのナラティブ・キャリアカウンセリング

コクランの主張 「キャリアカウンセリングの基本使命は、人の未来を描くこと。そのためには、現在を正しく認識することが必要。現在には未来の示唆が含まれているから」というもの。そのため、クライアント自身の内面に焦点を当てるナラティブ・アプローチが…

サビカスのキャリア構築理論

キャリア構築理論とは 「職業的パーソナリティ」と「キャリアアダプタビリティ」と「ライフテーマ」の3つが重要な概念として挙げられている。 職業的パーソナリティとは 個人のキャリアに関連する能力・価値観・関心のこと。特性因子論と似ているがチト違う…

スーパーのライフ・スパン/ライフ・スペース理論的アプローチ

スーパーの特長 特性因子論と自己概念理論を統合させて、職業について思い描いたり思い出したりして、自己概念が形成されていくプロセスがキャリアの発達だと考えた。 スーパーの基本的な考え (1)人間はさまざまな可能性を持っており、さまざまな職業を選…

ブロンフェンブレナーの相互連結の原則

①マイクロシステム 子どもを取り巻く環境。 ②メゾシステム マイクロシステムの間に相互関係として概念化している。 ③エクソシステム 子どもが直接関わりある環境ではないが、マイクロシステムとメゾシステムに影響を与える二次的な環境要因。 ④マクロシステム…

ホランドの六角形モデル

六角形モデルとは 人の職業興味を6つに分けて、同じく6つの職業分類が分かれているという考え。個人の興味からどういう仕事に向いているかを解釈するのに用いる。 RIASEC(パーソナリティ6つのタイプ) (R)現実的タイプ(リアリスティック)物や道具を扱い…

ローの欲求理論的手法

欲求理論的手法とは ローは、パーソナリティとし苦行選択の関係性を説明した。職業選択に関わる個人の態度・能力・関心などの個人差は、親の養育態度に影響する。さらに、その人の人生で手合う人や物理的環境にも影響される。 ①能力、知能、興味、態度といっ…

ギンズバーグのキャリア・デベロップメント理論

ギンズバーグのキャリア・デベロップメント理論とは 特徴は、キャリアを選択することについて「成長する」という観点を取り入れたこと。これまでは、キャリアは発展していくものであり、決まったプロセスがあると考えられていたが、そうではなく、立ち戻るこ…

マーシャの自我同一性地位

自我同一性地位とは アイデンティティ・ステイタスともいう。マーシャはエリクソンの理論を吟味して、自己同一性を獲得した状態を自我同一性達成状態と考え、この状態のことを地位(ステータス)とし、ステータスは危機(迷い考えているか否か)と自己投入(…

エリクソンの心理社会的発達段階

心理社会的発達段階とは 人間が8段階ある発達段階で「心理社会的危機(発達課題)」を克服して力を得ながら成長するという理論。達成によって得られる成長具合と、失敗によって陥る危機の両面から問題を捉えようとしている。アイデンテイティとモラトリアム…

ハヴィガーストの発達課題

発達課題とは 人生のそれぞれの時期にはその時期にマスターするべき「課題」が存在し、それを達成していくことで幸福感を感じやすくなる。逆に課題を克服できないと次の発達段階の課題を成し遂げるのも困難となり、社会から承認されにくくなる。人間の精神的…

バーンの交流分析

交流分析とは 自分自身の人間関係やコミュニケーションの傾向を知り、対人関係の問題を解消したり、トラブルを回避したりするための心理療法のこと。そこそこコミュニケーションが成立する者同士の交流をさまざまな角度で分析していく。有銘化の精神科医であ…

パールズのゲシュタルト療法

ゲシュタルト療法とは ゲシュタルトとは、ドイツ語で「全体」「まとまりのある構造」のことを指す。パールズは、心理問題は昔の問題を「今、この場所」まで引きずり続けていることに問題があると考えた。「今、この場所」には何があるのか、自分は何を持って…

グラッサ―の現実療法

現実療法とは 精神科医のグラッサ―が自身の経験をもとに作り上げたカウンセリング手法。この療法の特徴は、他のカウンセリングが過去や感情や症状を重視するのに対し、現在の満たされていない重要な人間関係に焦点を当てて解決を試みているところ。グラッサ―…

ベックの認知療法

認知療法とは 精神分析医のベックにより、うつ病の治療法として考案された。認知の歪みに焦点を当てて修正していくことで、認知の歪みによって起きる症状を軽減させていく方法を取っている。 クライエントの感情や思考に悪影響を及ぼしているのは自動思考。…

バンデューラの社会的学習理論

社会的学習理論とは 人間は、自分が直接経験したことでなくても、他社の体験を観察・模倣(モデリング)することで学習することができることを説いた理論。カナダのバンデューラによって提唱された。 従来の学習理論と異なる点は、これまでの学習理論は「ク…

オペラント条件づけとそれを利用した訓練法

オペラント条件づけとは オペラント条件づけとは、報酬や罰に適応して、自発的に行動するように学習すること。教育測定運動の父と言われるソーンダイクの実験に端を発している。その実験とは、空腹の犬を檻に入れて、偶然ボタンを押すと、扉が開いて外に出ら…

レスポンデント条件づけとそれを利用した訓練法

レスポンデント条件づけとは パブロフが犬を使った実験が有名。本来無関係なはずの唾液の分泌とベルの音が新しいつながりが生まれた。不安や恐怖は、この条件づけによって強まっていくことが多い。それはつまり、この仕組みを使って制止することも可能なくら…