エリクソンの心理社会的発達段階
心理社会的発達段階とは
人間が8段階ある発達段階で「心理社会的危機(発達課題)」を克服して力を得ながら成長するという理論。達成によって得られる成長具合と、失敗によって陥る危機の両面から問題を捉えようとしている。アイデンテイティとモラトリアムが特徴。エリクソン自身がユダヤ人ということもあり、その迫害経験から「自分は何者なのか?」を考えるようになった。
乳児期
基本的信頼vs基本的不信。自分を世話してくれる人を信頼していいのか・愛されているのかという実感を得る時期。
幼児期前半
自律vs恥・疑惑。自分の意思でいろいろなことをコントロールすることを覚える時期。
幼児期後半
自発性vs罪悪感。自分で考えて、自分で自発的に行動することを覚える時期。
学齢期
勤勉性vs劣等性。やればできるを経験し、頑張ることを学ぶ時期。
思春期-青年期
自我同一性の獲得vs自我同一性の拡散・混乱。「自分は何者なのか」を考え、気づく時期る迷っている期間のことをモラトリアムという。
前成人期
親密性vs孤独。特定の一人と親密に付き合うようになる時期。
成人期
生殖性vs停滞。他者の成長を手助けする時期。
老年期
統合vs絶望。自分のこれまでの人生を受け入れる時期。
<覚えかた>