やわらかキャリコン

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パールズのゲシュタルト療法

ゲシュタルト療法とは

ゲシュタルトとは、ドイツ語で「全体」「まとまりのある構造」のことを指す。パールズは、心理問題は昔の問題を「今、この場所」まで引きずり続けていることに問題があると考えた。「今、この場所」には何があるのか、自分は何を持っているのか、そのまとまりを把握することが大事。過去は終わったこと。未来はまだ起きていないこと。そのことをいくら考えたり、気を使っても意味がない。「今、この場所」の自分を深く理解すれば、過去を克服し、不確定な未来にも対処できるという考えかた。

 

ゲシュタルト療法は、ゲシュタルト心理学をベースにしており、これは人間は他人を認識するときに一部分だけを見るのではなく、全体を見てその人と認識するという考えかたがもとになっている。早い話が図や絵で理解する的なこと。でも、ルビンの盃のように、どこに中止するかによって図の見えかたは変わってくる。ゲシュタルト療法は、気づきに始まり、気づきに終わるカウンセリングなのだ。