やわらかキャリコン

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バーンの交流分析

交流分析とは

自分自身の人間関係やコミュニケーションの傾向を知り、対人関係の問題を解消したり、トラブルを回避したりするための心理療法のこと。そこそこコミュニケーションが成立する者同士の交流をさまざまな角度で分析していく。有銘化の精神科医であるエリック・パーンの精神分析を基にしている。

 

交流分析のにおける人間観

人間はもともと創造的で自発的で自律的である。気づきによって感情・思考・行動を変えることができる。

 

交流分析におけるパーソナリティの考えかた

人間には思考の癖があり、これを自我状態という。主に3つの状態があり、これらの強弱によって人の性格が形成される。

親(P)…………親と同じ行動や思考をする。

大人(A)……現実的な思考ができる。

子ども(C)…自由奔放にやりたいことを優先する。

 

交流分析の援助過程

①構造分析

自我をエゴグラムで分析し、自分のことを把握する。

 

交流分析

P・A・Cの自我状態モデルを用いて、会話の「やりとり」を分析する手法。 両者でかわされるメッセージが、相手のP・A・Cのどの自我状態から発せられ、自身の自我状態におけるP・A・Cのどの部分で受け取ったのかを分析。 すると、どのパターンで生じた「やりとり」で問題が発生するのか理解でき、感情の行き違いが発生しやすい「やりとり」を排除できるようになる。

 

③ゲーム分析

相手とのこじれた関係、とくに何度も繰り返しては嫌な気分で終わる「やりとり」を「ゲーム」と定義。 ゲームに発展しやすい交流パターンを理解し、それを避けることで人間関係の改善を図るもの。

 

④脚本分析

幼少期における親のしつけや経験から無意識にシナリオ(脚本)をつくり、その脚本が自身の思考や行動パターンを決めているという考えかた。書いてみることで、 無意識のうちに自身の可能性を狭くしている脚本に気がつき、手放すことで本当の自分の力を発揮できるようになることを目指す。