キャリアカウンセリングの三大源流② ソーンダイクらによる教育測定運動
教育測定運動とは
ソーンダイクが述べた「すべて存在するものは量的に存在する。量的に存在するものは、測定することができる」という言葉から来ている。
どんな世界背景だったか
それまで、個人の知能や興味は測定の出来ないものとされていた。しかし、ソーンダイクが上記のことをスローガンとして叫んだことで、「測定できるかも!測定してみようぜ!」というムーブメントが起き始める。
フランスの文部省の嘱託であるビネーは、医師のシモンの協力のもと、世界初の「知能検査」を開発する。これをターマンが、シュテルンが提唱した「知能指数(IQ)」の概念を組み込んで改定した。知能検査は学校教育分野へ広がっていき、職業指導運動と合体しつつ、その後、特性因子理論へ発展していく。また、第一次世界大戦の適材適所への配属に、知能検査や心理測定が用いられるようになっていった。
<覚え方>
測定をしないとソーンするダイク。戦争に使われても悪ビネーで、シモンから知能検査。タワーマンション(ターマン)に住んでIQを測定シュテルンです。